結婚式のクライマックスに登場する「花嫁の手紙」は、参列者の全てを感動に導く、披露宴に欠かせない存在として位置づけられるようになりました。
このページでは、「花嫁の手紙」を書く上でのポイントをご紹介しますので、自分のエピソードと合わせて素敵な文章を作ってみてください。
全ての人に感謝の気持ちを
自分のお父さんやお母さんへの気持ちを伝える「花嫁の手紙」ですが、実際は新郎の両親やゲストに対しても、感謝の想いを込めることが重要なマナーと考えられています。
この手紙の主旨は「親への挨拶」となるため、ゲストへの文章を延々と書く必要はありませんが、最初に「この場をお借りして」というフレーズを入れることで、全ての人に失礼にならない配慮ができると言えそうです。
みんなが聞きやすい配慮を
両親に伝えたいエピソードがたくさんあったとしても、ゲストが飽きてしまうような「身内にしかわからない話題」は避けた方が良いとされています。
またあまりにも深く込み入った内容も披露宴をしらけさせてしまいますので、注意が必要です。
皆さんが聞き入ってくれる時間は2~3分、原稿用紙で600~800文字程度と言われていますので、なるべく簡潔にまとめた方が会場内を感動に導きやすいと言えるでしょう。
どんな構成で手紙を書けば良いの?
「花嫁の手紙」は、書き出し、エピソード、結びの言葉の3部構成が一般的となっています。
書き出しでは、両親やゲストに対する気持ちを完結にまとめます。
エピソードでは、父母との思い出を語り、ゲストの共感を誘う内容にすると良いようです。
最後の結びでは、両親に対する感謝を伝えながら、新生活への想いや決意、相手の両親への挨拶を盛り込むのが理想的なスタイルとなっています。
近年ではインターネット上にも文例集がたくさん紹介されており、自分の言葉やエピソードと合わせて、臨場感の高い手紙を書く新婦さんが増えるようになりました。
結婚式場でも添削やチェックなどを行っていますので、表現力に不安がある場合は、スタッフと相談をしながら温かい文章を作ってみてください。